こんにちは、mymykenshinです。前回に無農薬でバラ栽培をされている方から、コメントをいただきました。
前にも書きましたが、私は10年前ぐらいは、ほぼ無農薬栽培でやっていて、それが殺菌をするようになり、数年前から少しだけ殺虫剤も使うようになりました。
したがって、かなりの方法を試しましたので、知っている範囲のことを書きます。ですが、限界だと思ったので殺虫剤を使うようになったので、過度な期待はしないでくださいね。
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なんとか上位3つに。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
- ①アブラムシ対策
- ②バラゾウムシ対策
- 書き込まれている方もバラゾウムシに悩んでいると書いていましたが、実はそうなんです。バラゾウムシが本当に厄介なのです。
- ③農薬の環境負荷について
- ④自然農薬だって環境負荷はある
- ⑤まとめ
①アブラムシ対策
農薬を使っているので、最近効果の程がわからないのですが。
自然物や環境負荷が少ないものでアブラムシに効果があるもの
・燻炭(くんたん)
前にも紹介しましたが、燻炭の匂いをアブラムシが嫌うということで、株元に燻炭をまいています。
・ミカンの皮の干からびたもの
去年はミカンの皮を乾かして株元に置いていました。効果はわかりません(殺虫剤使ったので)。ミカンの皮に含まれるクエン酸がアブラムシの忌避効果があると言われています。
ならば市販のクエン酸を1000倍ぐらいに薄めて散布すれば逃げるかもしれません(試したことなし)
・アブラムシはキラキラが嫌い
なので使わなくなったCDをぶら下げるとか。アルミホイルを株元に置くとかが効果があるみたいです。(農家も実際にやっています)
・アブラムシはテデトールか、気門封じ
アブラムシはテデトールで最初に頑張ってしまえば、あまり増えません。ただ、我が家のように大きなツルバラだと、そもそもテデトールができませんので。
そういう場合には
中身はデンプンなので、環境負荷はほとんどありません。牛乳撒くとか臭すぎるので、それなら粘着くんがいいと思います。
ただ、粘着くんで無農薬に挑んだのですが、減るだけで一網打尽とはいかず、結局大発生を許してしまいました。
ただ、我が家のような巨大なアンジェラとかなく、1m50cmぐらいのバラなら、テデトールも十分にいけるかとは思います。
・鉄・クエン酸・海水で減るらしい
わが家には海水がないので、この方法を試したことはないです。質問されても答えられないです。
アブラムシ対策はこんなところですかね。
②バラゾウムシ対策
書き込まれている方もバラゾウムシに悩んでいると書いていましたが、実はそうなんです。バラゾウムシが本当に厄介なのです。
私もアブラムシ対策で、アドマイヤーやアルバリン等の殺虫剤を使ったら、バラゾウムシが本当にいなくなって、すごい楽になりました。
営業妨害になりますのでボカシて書きますが
「バ〇の虫ホイホイ」という製品は全く効果が期待できません。使ったことありますが、根元に塗るのがそもそも大変で。塗っても数匹かかるだけ。
開発者はお医者さんですが、本を読んだけど、「本当に??」って話が多かったし。
買わない方がいいです。
無農薬対策でバラゾウムシがインターネットに出ないのも、バラゾウムシは、実はお手上げが実情かと思います。
でも、ちょっと調べてみました。
ゾウムシバンバンって何なのよって思ったら、ビニール傘で受けてしまおうという作戦。
なるほど、これはテデトールの効率バージョンですね(^^)
あとは木酢液や唐辛子の焼酎付けを散布するとか。私も色々試したけど、正直効果は??でした。柿渋散布ってのもありますね。私は試したことありませんが。
でもデータ見る限り、どうなんだろう。その後が知りたいなと思ったけど、2013年で更新ないし。
あまり期待できないかな。
ということで、救いにならない記事ですみません。
③農薬の環境負荷について
人間に対する害としてはアドマイヤーやアルバリン粒剤を地面に散布するのは、食べないわけなので、問題はありません。
ただ、この2つの農薬はネオニコチノイド系といって、近年開発された農薬で、耐性ができていないという面でアブラムシ等によく効く反面、ミツバチを殺しているのではないかという疑念が持たれています。
先日、イチゴ狩りにいったときも、ビニールハウスの中にミツバチの巣をわざわざ設置していたぐらいなので、果樹園農家にとってはミツバチは大切なんですよね。
そういう意味では、この2つの農薬を使っていて、心が痛いのは、そこですね。使いだして、庭の虫が全般的にかなり減りましたから、環境負荷はあると思います。
要は便利さですよね。この2つで、アブラムシと、バラゾウムシとコゴネムシの幼虫が全部退治できますからね。環境負荷がないわけない。
その他のチュウレンジハバチとか、カミキリムシの幼虫、カイガラムシは別の対策でやっていて。それ自体は環境負荷はほとんどないと思います。
ちなみに、私は食品関係の会社に勤めていたことがありまして、そこで知った現実は「農薬なしで人類を食べさせることは不可能」ということです。
ただ環境負荷の高い有害な農薬は世界的に排除の動きになっていて。現在市販されている農水省のものをルールに基づいて使うのが法律となっているのです。
したがって、私は今のやり方が悪いとは思っていません。あとはガーデンのコンセプトの問題です。
書き込みのあったヒメホタルが出る庭なんて素敵ですよね。そんな庭だったら私もアドマイヤーもアルバリンも使わないと思います。
そもそもバラを育てたかどうかも怪しいですが(^^;
そして私もルールの中で農薬を使うといっても回数はできるだけ少なく、ピンポイントでやっています。
④自然農薬だって環境負荷はある
例えば、木酢液。炭から抽出した液なわけですが、あれは人間にとって厳しいもので、散布に際しては人体にかからないようにした方がいいと思います。発がん物質の塊ですから。
臭いもきついですよね。私は基本的に臭いの強いものは使わないので、木酢液は厳しいです。
なんかの本で読んだけど、木酢液でも抽出方法が良いものは発がん物質が含まれないとか。そんなこと絶対にないでしょう
なんだそりゃですよ。
他にも、色々あるのですが、無農薬派の方々には自然由来だったら何でも素晴らしい
という信仰がありますので要注意です。
よく考えたら、アブラムシを手で取るのも環境負荷かもしれません。雑草抜くのだって。そもそもバラ自体が交配を繰り返していて、他の野に咲く花よりも人工物くさいですよね。
⑤まとめ
こんな風に、ガーデンって実は人口物なんですよ。何もしないで草ぼうぼうだったらガーデンと言えないじゃないですか。
好きな花を買ってきて咲かせて。共存する虫も都合の悪いものには出て行ってもらって。一方でウェルカムな昆虫や鳥たちもいて。
その自分な好きな世界の実現のために、手をいれていく感じなのです。
そこに農薬を使う、使わないは自由です(法律に基づく必要はありますが)。
あるいはご近所さんへの配慮もあるでしょう。
庭のコンセプトも、自然風なのか。京成バラ園のように人口臭くても美しい花を求めつづけるのか。
それも自由なわけです。
私は、ガーデンにたいして、そういう目で見ていますので、要はお好きなようにどうぞといった感じです。もちろん私も好きな庭と、そうでもない庭がありますが、あえてここでは書きませんし、皆さんが大切になさっている庭を素敵だなと思います。
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