こんにちは、mymykenshinです。今日は、ツルアイスバーグの誘引作業をしました。
合計4時間ぐらいかかりまして。ぐったりです。
※写真はフロリバンダのアイスバーグです。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①アイスバーグとつるアイスバーグ
もはやロザリアンにとっては当たり前すぎる品種ですが、 初心者も未経験者もいるので紹介。
フロリバンダのアイスバーグはドイツ コルデス社作出 1958年
半世紀以上前の白バラですが、いまだに定番です。アイスバーグとは氷山の意味。
白いバラで育てやすく、しかもたくさん咲く。本当によく咲きます。
地植えにしてしまうと、本当に簡単に育ちます。
1983年に世界の殿堂バラになりました。それだけ栽培が簡単ということです。
そしてツルアイスバーグは、枝替わりのツルバラとなります。著作権が切れていますので、お安いのも魅力です。
ちなみに、アイスバーグは、ウドンコ病には、ほとんどかからないと思いますが、黒星病にはなります。でも全然葉が落ちない。
黒星病になっても全然平気というのがアイスバーグの強さなのです。
私が苦労しているのは、大きくなりすぎて、毎年誘引が泣きそうなほどつらいことです。
②今日のつるアイスバーグ
まず基本のおさらいですが、つるバラは横に誘引すると花がたくさん咲きます。縦に伸ばしても全然咲きません。つるが1.5Mの花が頂点に3個みたいな状態になります。
全然見えなくて意味がありません。
これは頂芽優勢の法則といって、お花は一番てっぺんに咲くという性質。
なのでツルバラは横に這わすと、それぞれの枝が俺が頂点だぜって感じが花が付きます。フェンスに横向きに何本も這わせると花のフェンスができますし。
らせん状にグルグル巻いても花が一面に咲くのです。
したがって我が家でもシーズン中にどんどん上に向かって育ってしまうツルバラを横向きにするべく、一度全部下ろします。
下ろしたらトゲだらけのイバラの道になってしまい、だれも通れません。
↓こんな感じ
ちなみにツルバラは基本的に冬は剪定しません。花芽の準備が秋のはじめからはじまってしまうので、冬に切ってしまうと花数がへってしまいます。
冬の剪定は、枯れ枝を整理すること。赤いぷっくりした芽が膨らんでいるのは花が咲きますので残してください。
新芽が黒ずんでいたりすると、そこからは花が咲きませんので、整理しても大丈夫です。
そしてカイガラムシがついている場合は、使いすて歯ブラシ等で、きれいに取ってあげてください。できればとったカイガラムシは庭に落とさないようにゴミ袋で捨てるのがベータです。
あまりに多くのカイガラムシがついている場合には、さらにマシン油で殺虫してください。
マシン油は冬に使うと薬害が出ないので安心です。
写真見てもわからないかもしれないですが、本当に重いし、枝同士が絡まっているので本当に大変なのです。
で、あまりにも大きいので、太い枝を一本切ることにしました。
去年に切った太い枝の跡がわかりますよね。今年はそれより太い枝を切ることに。
新しいシュートが2本も出てきているし、まあいいかって感じです。あまりアイスバーグがでかいと、隣のポールヒマラヤンムスクが日照不足で全然育たないということが起こっています。
ちなみに、つるアイスバーグはこの木質化した枝の先に花がいっぱい咲きます。
若い枝にはあまり咲かないですね。
それでも切らないと、重さでアーチが壊れてしまいそうな重さでした。
切られた太い枝はこんな感じ
これ一本で、かなりの数が咲いたと思いますが、軽くするために切りました。
本当は夏に切っておくべきなんですが、夏は葉っぱが多くて判断付きにくかったです。
下ろして枝を整理して、またアーチに結び付けました。一番太い枝は本当に重くて、腕力では厳しくて、肩に枝を載せて脚立を登ることでなんとか持ち上げて、上に結んだ感じでした
昼から始めたのに夕方になってしまったよ。
ポイントはアーチの高いところに誘引しても上に向かって咲いてしまうので、見事に見えません。
そこで身長プラスアルファぐらいの高さまで落として、横向きにすることで、ちょっと上に咲いてくれます。
また、蕾がついてきたら、それを下に向ける誘引することで下からでも見える形になります。
正直、アーチにしたのに下から全然見えないのは誤算でした、そこで、低くする誘引となりました。
そんな苦労のアーチなのですが、一点すごい利点があって、春以降に、この道が緑のトンネルになることです。
ここを通るたびに森に入ったような感覚になります。当然夏もここは涼しい。
そして自宅の一階は緑に覆われていることで、夏以外はとてもひんやりしています。
グリーンカーテン効果というやつです。
③今年春のアイスバーグ
2018年4月28日 小さなシュートが出ていますね。半年間で随分大きくなりました。
多分、古い枝を一本切ったから出てきたのかと思います。
下ろしたおかげで、こうして目線で咲いてくれました。
ただこれだけだと寂しいので、昨日ジャスミーナを地植えして。アイスバーグと同じアーチに誘引して、下から楽しもうという戦略です。
ちなみにアーチはアイリスオーヤマ製です
これを2つ買って、玄関先と、庭先の両方に設置して、間を、ホームセンターで買った木(に塗料をぬって)渡しました。
アイリスオーヤマのはとても丈夫なのですが、下に羽子板付沓石
をつけておくと良いでしょう。ホームセンターに一個数百円を売っています。
地面に直接たてると、そこから腐るし、このように重いものを誘引していると、曲がったりします。 (すでに1号で失敗しています)。
長いアーチは10万円以上は確実にしますが、この方法だとかなりお安くできる上に、数十キロに軽く耐えられます。というのも、この長いアーチにはアイスバーグよりも重いモッコウバラも逆側に誘引しています。
④まとめ
こんな感じでツルバラには、とても魅力的な反面、管理がとても大変なことがご理解いただけるかと思います。私は、まだ力があるのでなんとかなっていますが、10年お世話して、だんだん加齢とともにつらくなってきています。
将来的にはお金払ってやってもらう感じかな。
個人的にはフロリバンダの方が無難かと思います
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