おはようございます。mymykenshinです。今日は、バラの新苗の育て方について具体的に書いていきます。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①大苗と新苗の違い
通常、バラは接ぎ木で増やします。国産苗だと、台樹はノイバラを使うそうです。そのノイバラの上に、それぞれの品種を接ぎ木をして、売り出すわけです。
①新苗は接ぎ木をして、数ヶ月してすぐに春に売ってしまうもの。
②大苗は、一度畑に植えて、大きく育てて翌年に売るものをいいます。
つまり新苗は赤ちゃん、大苗は保育園児って感じでしょうか。新苗は赤ちゃんなので枯れやすい。
だから全くの初心者はプロが一年間しっかり育成した大苗を買いましょうという話になります。
そして大苗は1年間手間暇かけた分、値段はお高いものとなっています。
ところが大苗は結構くせ者で、1年間で本当に立派になったねというものと、大苗のくせに随分貧弱だなというのがあります。
私は、京成バラ園が育てた大苗は、貧弱な印象を受けますね。
ということで、大苗は値段はだいたい変わらないくせに、当たり外れが大きいのが印象です。
「バラの家の苗なら大丈夫です」って言いたいところなのですが、バラの家も最近は、他から仕入れているものがありますので、たまにね。あれ?みたいな。
ところが新苗はどこも似たりよったりだし、お値段も安いので、「ある程度自分の育成に自信がついたら新苗で行きましょう。」
②難しいバラは新苗の方が良い?
木村氏がType4にランクするバラ。ガブリエルとかアンティークレース等は通気性の良い土に6~8号鉢で丁寧に育てます。樹勢が弱く、肥料も水もすぐには吸収しないので、鉢で丁寧に管理します。地植えもしない方がいい。
なので、新苗から丁寧に育てた方が、しっかり育つことになります。木村氏が「鉢で美しく育てるバラ P.38」でそういっています。
じゃあ、大苗よりも新苗の方が必ずいいかというと。なんとも。
というのも、早く立派な苗を育てたいと思うなら大苗は1年間得するわけだし、丈夫な品種なら、そのまま庭植えしたら、かなり楽ですよね。
ただ、私は最初から丁寧に育てたい気持ちが強いので大苗から新苗にシフトしています。(イングリッシュローズは新苗がないからしかたない)
鉢で美しく育てるバラ 育てやすい人気のバラを鉢植えで (別冊NHK趣味の園芸) [ 木村卓功 ]
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③新苗を買ってきたら、心を鬼に。ピンチしまくり
新苗買ったら、9月まで、蕾は全部とってください。それをピンチといいます。
新芽の上から3cmぐらい、蕾ごと取ってください。
9月頭の夏剪定まで全部つぼみをとって、秋バラで咲かせる作戦です。
ここで花がみたいとか咲かせてしまうと、将来性に大きく傷がつきますので。
途中の挫折は、取り返しに何年もかかったりするので注意です。
④鉢増し
根が はってきたら鉢増ししますが、無理して大きくする必要はありません。新苗だと、買ってから、すぐに6号鉢に鉢増しします。
次の8号鉢は結構大きいので軽はずみに上にシフトすると根腐れするので注意です。
Type1とか2なら8号鉢は割とすぐですが、(それでも秋かな)。Type3は8号鉢が一つの終着点のイメージなので、早くて来年ですかね。
この鉢増しを絶妙なタイミングで行うとよくそだちますし、あせって大きくすると、成長がとまったりします。
⑤まとめ
新苗も大苗も特に大きく違いはないのですが。新苗はより注意が必要。だけど丁寧に育てれば、すごいしっかりした苗になります。病気も新苗はなりやすいし、害虫のダメージも大きいから注意です。ハダニとか目も当てられない。
そこは、ここで栽培方法をきちんと書いているので、できるだけ教科書通りが良いでしょう。
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