おはようございます。mymykenshinです。今日はバラ栽培講座2回目ということで、有機栽培で育てる意味と方法について書いていきます。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
1.バラの有機栽培の特色
バラ栽培講座の1回目で、「バラを立派に育てるには根が大切。根を育てるためには、土は超大切。」と書きましたが、根を育てるために有機栽培はキーポイントとなります。
森のメカニズムについて考えます。秋に大量の葉っぱが落ちますが、春になると、多くが消えています。そして夏には土が見えています
どうしてでしょうか。それは微生物が活躍しているのです。土の中にいる微生物は落ちてきた葉っぱと発酵して、有効なアミノ酸を出します。それは土深くもぐっていきます。また同時にネバネバの液体を出し、それが土と混ざることで団粒状にしていきます。
この過程のお陰で森は人間が手を加えなくても、腐葉土でフカフカの土を作っていくわけです。
この過程の中で植物に必要な栄養分が確保できるだけでなく、免疫力の向上にもなっている研究成果も出ています
どうやら、私たちが考えている以上に有機栽培で育てる効果は大きいようです。
正直、未知の領域も大きいですが
2.従来型の無機肥料
無機肥料は単純に成長に必要な栄養分を、集めた資材になります。
こんな資材です。
このIB肥料でも、問題なく育ちます。その他にも虫がわかないとかのメリットもあります。合成ですから。
デメリットとしては、土は確実に消耗します 2年に一回といいますが、基本的に毎年用土替えした方がいいかもしれません。
というのも、上記の有機栽培のメカニズムがないので土がサラサラでカスカスになってしまいます。また植物が吸収できなかった栄養分が残ってしまって、忌地現象といって、同じ作物を育てても、よく育たない現象が起こったりします。
これは薔薇に限ったことではなくて、化学肥料ばかり使っている農家でも同じような現象が出ているのです。
3.このブログでの土の扱い方
私は有機栽培でやっていて、冬に多少の堆肥(下記のバラの家 堆肥)を混ぜたり、鉢増しに薔薇の土を混ぜたりしますが、土を捨てることは、ひどい場合を除いてありません。
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むしろ、毎年、土をよりよいものにするように努力しています。
そのポイントは、①植物に有用な微生物を同時にたくさん与えること ②優良な有機資材を使うこと 。
の2つとなります。
①植物に有用な微生物を同時にたくさん与える
有用な微生物は、身近に食べているものが多いです。
納豆菌、乳酸菌、酵母菌、麹菌などです。それに加えて、光合成細菌というのがあります。
私はこれらの菌を、「えひめAI」と光合成細菌の液体の2つに集約して使っています。また、この菌をベースに「ボカシ肥料」も作っていて、これらを通じて、有用な微生物を与えています。
これらの培養の仕方は後日講座で解説していきます。
私は、これらの菌の培養が趣味になっていまして、基本的には楽しいのですが、手間といえば手間です。
ただ、これらの菌のおかげで薔薇が丈夫になって病気になりにくくなれば、その労力の削減は結構大きいんですよね。
誇大広告にならないようにしますが、これらを使っても「病気にならないということはありえない」です。
それと蛇足ですが、腐敗菌なら、何でもいいのかと生ごみを施肥したりする人がいますが、アンモニア臭がするものはアウトです。逆に植物によくないですし、庭がトイレ臭いとか、ありえないですよね。生ごみは、そもそも塩分が高いので肥料として不適切ですし水分が多すぎするので変な菌が発生しやすいので使えません。
②優良な有機資材
毎度紹介していますが、私の中では、これで決まりです。必要な有機資材だけでなく、害虫忌避のニームも入っているし、キト酸等も入っています。同じものを作ろうとすると資材だけで、大変なことになります。
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面倒な人は、肥料はこれで頑張りましょう。
私は、ボカシ肥料も同時に与えています。さすがに手間かけた分だけ上記のオーガニック肥料よりも効果は出ますね。どれくらいかというと、微生物ネバネバ出しすぎて、表面1cmぐらい、カチコチになってしまいます。
4.水やりや葉面散布でも有機資材を投入
葉っぱに上記の有機物資材(液体)を葉面散布すると、有用な菌が他の病気の菌を排除してくれたり、水やりに、有機物資材(液体)を与えることで、どんどん活性化します。
もともと有用菌は、土の中に住んでいるのですが、培養して与えることで、その効果が非常に大きくなり、植物にどんどん力を与えていくのです。
今回はこれで終わりにして、次回から具体的なやり方について解説していきます。
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