バラとガーデニングと犬とネコ

10年以上前にバラの家と出会い、バラのマニアに。犬と猫4匹もいて、ペットの話題も。

バラ栽培での殺虫剤に対する自分の考え方

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こんにちは、mymykenshinです。

もともと無農薬有機栽培を目指していたのですが、有機栽培には害虫駆除には、ほぼ無力ですので、最低限の使用で使うなど、ポリシーを持っています。

決して他人に押し付けるわけではございませんが、「どうしようっかな」って悩んでいる人も多いはずなので、ご参考までに書きます。

写真はワイフオブバス 京成バラ園での写真です。 最近は日本では売られていないイングリッシュローズです。

(1)有機栽培での害虫駆除とその限界

私の愛読書「無農薬でバラ庭を」

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 結構おもしろい本です。これを読んでいると「ガーデニングとは?」とか、ふと考えてしまいます。

雑草ってなんでしょう。自分の庭に生えてきてほしくない植物って私は考えています。

害虫ってなんでしょう。自分が大切にしている植物にダメージを与える虫。見ているだけで不快な虫も害虫なんでしょうね。

 

本の中にアブラムシを食べてくれるテントウムシやテントウムシの幼虫、ヒラタアブが住み着く環境をととのえる。

 

小竹さんは、基本的に通常の自然環境に近い形でバラをそだてようといものです。

そこに手を少しかけて、バラを育てようというものです。どうしても困る虫は来たらすぐに手で取るのが基本になります。

 

例えば、アブラムシを殺虫剤でやっつけると、テントウムシもいなくなって、全体としては自然環境から遠くなります。

もともと虫好きの私はそういうのいいよねって(今でも)思っています。ですが、基本的に週末ガーデナーの私は、こういうの無理だなと悟りました。

特にツルバラで大きいものがある家は無理だなって思います。カイガラムシやアブラムシが半端じゃない。

 

そういう無農薬派の切り札がニームです。

ニームはインドセダンというハーブから作られており草食の虫が食べると、食欲が減退し、忌避剤として有効。そして人間や肉食系の昆虫には影響が全くないらしいです。

また乳化されているとかけることでアブラムシの鬼門を封じたりします。

 


 

正直、20鉢程度で、毎朝、虫をチェックして、アブラムシやバラゾウムシを捕殺する余裕があれば。品種が丈夫であれば

基本は殺虫剤なしでもいけると思います。(ただしハダニは厳しいよ)

 でもツルバラが巨大になると、アブラムシの大繁殖とか起こってしまいます。そういう経験から殺虫剤は必要最小限で使うことにしました。

 

 

(2)殺虫剤を使う上でのマイルール

結局、殺虫剤の使用やむなしという形になりましたが、基本的に庭中に散布という形はとらないことにしました

散布するとなると、風が吹けば隣近所に飛んでいってしまうし、散布している自分にかかるのは嫌ですよね。

特に東京だと住宅が密集していますので、気を使いますね。

そこで私が考えたのは灌水や根元散布でOKの農薬を使うということです。

 

代表的なのはオルトラン

そこで使用方法を見てみます

オルトラン粒剤

キャベツなどは、土に混ぜて、その上に苗を植えていますし、株元散布でもいいという形になっています。

キャベツ等で株元散布1回、花き類で5回とあります。

株元から薬剤がすみ済みまでいきわたり、吸った害虫は死ぬという形。

 

基本的にバラは食べませんので、年間2回ぐらいは使っても良さそうなので、そういう栽培計画を作っています。

メリットはバラにつく害虫にはハダニ以外は大体効くという。特にアブラムシとコガネムシの幼虫に効くのは助かります。

デメリットは、40年という長い間使われているので、アブラムシには耐性がついてしまっているのがいます。

耐性がついてしまったものには効きません。

 

そこで併用するものとしてアントム(アルバリン)です。

アントムとアルバリンは同じ成分でアルバリンの方が業務用でコスパが良いです。

では使用方法

アルバリン顆粒水溶剤

広範囲に効くのはオルトランと同じですが、オルトランよりも新しい農薬なので、耐性がついていない分効きます。

使用も散布で花き類は5回OKになっています。私は散布はしないので年に3回 水で1000倍に薄めて灌水で使用していますが、今のところ問題ないですし、この農薬は結構効きます。(土に混ぜるよりは、私の薄めて3回の方が使用量は少ないと思います)

 

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 そして上記の100Gで、バラ栽培なら何年ももつでしょう。

ということで栽培計画にも、この2種類を計5回入れています。

 

昔からバラ栽培をしている人からすると、そんなもので大丈夫か?と言われそうですが、

春先から対処したりニームや燻炭を駆使すれば大丈夫かと思います。

それを今年証明しようと考えています。

 

あとは冬にマシン油乳剤は使います

これは、その名の通り油ですが。散布することでカイガラムシや、ハダニの越冬害虫を窒息できます。

ですが、冬しか使えません。人間様には無害なのですが、葉っぱには薬害が出てしまいます。

実は勝負は冬から始まっていたんです。

 

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あとは夏前から発生するハダニなのですが、発生しなければラッキーなのですが、発生すると薬剤で基本的に駆除するしかないのが現状です。

放っておくと、庭中に繁殖して株が大打撃をうけます。

我が家でもハダニはたまに発生しています。

 薬剤としては、

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 と

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見つけたら、どっちかを速攻散布。見えない繁殖が怖いので周囲一帯散布

繁殖した鉢は他の鉢とかなり距離をとっています。

ハダニは面倒なことに薬剤散布で残ったものは1回で耐性がついてしまいます。そうなると2回目は別の薬剤となります。

1回目ダニ太郎なら2回目コロマイト 

もう一つ粘着君というのがあって、これは、ただのデンプンで、ハダニやアブラムシを窒息死させます。ですが卵には効きません。

物理的攻撃なので耐性もつきません。ただし発生初期です。


 

 したがってハダニが見えたら、ダニ太郎を散布して、すぐに粘着くんを散布。

粘着くんを数回散布しても、だめならコロマイト。また粘着くん

そんな感じのハダニとの闘いになるかと思います。

 

アブラムシにも発生初期に散布するのは有効だと思います。

私はコロマイトとダニ太郎、粘着くんは常備薬としてストックしています。

 

 (3)まとめ

上から丁寧に読んでいただくと、人間に無害な資材として、ローズニームとマシン油と、粘着くんで、ほぼ殺虫剤なしって達成可能か?と問われれば、

 

頑張れば一応YESです。ただし、やってみれば、結構大変だということがわかります。

バラゾウムシが咲きそうな蕾や新芽を全部だめにしたり。チュウレンジハバチもいますしね。

所詮、趣味だし食べ物ではないので、その人が育てたいように育てるだけだと思います。

 

私の近所にバラの大御所が住んでいまして趣味の園芸とかにも時々登場して、自慢の自宅の庭とか出ています。最盛期には、HTを中心にすごい咲いていますが・・・・

 

多分殺虫剤系だと思うのですが、庭全面に散布しているときは(庭が広いこともあって)農薬の嫌な臭いがして、犬の散歩で直面したときは通りたくなかったですよ。

私の家は100mぐらい離れていて良かった(^^)と思うぐらい。

臭いとしてはオルトランっぽかったけどね。やっぱり散布できないなと。

 

あれ見て、やはり隣近所には気を配らないとねって思いました。本人は、美しいからいいでしょって思ってるかもしれませんが、明らかに近所迷惑でした。

 

ちなみにオルトランは、株元にパラパラまいたときに少し臭います。土かぶせる方がいいかもしれません。

 

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