おはようございます。mymykenshinです。今日は「12か月の栽培スケジュールと使用農薬の説明」について、まとめます。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①12か月の栽培スケジュール
私の家は、東京都調布市にありますので、以下の栽培スケジュールは、同様の気候の方向けで、栽培地が異なる場合には調整してください。
また、私も毎年の気候に応じて栽培スケジュールを変更しております。
その意味で参考ですね。ただ、私のブログを見ている方はご存知でしょうが、実績値を赤字でメモしています。実は実績値をちゃんとメモしているのは、今年からなのです。
毎年、結構忘れている作業が多いので、やると正確な栽培になると思います。
また各月の栽培については詳しく書きます。今回のはあくまでルーティンスケジュールです。
①3月
ポイント:アブラムシ対策は、先手必勝
芽吹きの季節 アブラムシ・バラゾウムシ ウドンコ病
消毒2回 ダコニール ジマンダイセン
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 2~3回
株元に くんたんやミカンの皮
殺虫剤1回 アルバリン顆粒水和剤 1000倍に希釈して株元に潅水
②4月
ポイント:引き続きアブラムシ対策 目につくようになったら葉面散布に粘着くんを何度も使用
つぼみがつく季節 アブラムシ・バラゾウムシ ウドンコ病
消毒2回 ジマンダイセン ダコニール
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)(+粘着くん)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤1回 アドマイヤー
③5月
ポイント:アブラムシ対策は、5月まで 黒星病注意
後半に一番花の開花 アブラムシ・バラゾウムシ 黒星病
消毒2回 前半ジマンダイセン サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤1回 アルバリン顆粒水和剤 1000倍に希釈して株元に潅水
④6月
ポイント:梅雨の季節 黒星病と根腐れに注意 消毒で予防をきちんと。水やりは控えめに
鉢は雨に当たらないで日の当たるところに移動(できるなら)
消毒2~3回 ジマンダイセン・サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)2回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 1回
殺虫剤 なし
⑤7月
ポイント:梅雨の季節 黒星病と根腐れに注意 消毒で予防をきちんと。水やりは控えめに
梅雨が明けて夏になったら水切れ注意(暑い日は毎朝)
消毒2回 ジマンダイセン・サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)2回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤 オルトラン
⑥8月
ポイント:暑いのでバラをばてさせないように注意水切れ注意(毎朝)
消毒2回 ジマンダイセン・サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤 なし
⑦9月
台風シーズン 黒星病に注意
前半に夏剪定
消毒2回 ジマンダイセン・サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 3回
殺虫剤1回 アドマイヤー 株元にまく
⑧10月
秋バラがツボミをつけて開花
コガネムシが産卵しているので殺虫剤で殺しておく
消毒2回 ダコニール・サンヨール(病気になったらサプロール2000倍)
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)3回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤 アルバリン顆粒水和剤 1000倍に希釈して株元に潅水
⑨11月
水やり控えめ
消毒2回 ダコニール・ジマンダイセン
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)2回
置き肥 ボカシ肥料+オーガニック肥料 一回
液肥 なし
殺虫剤 なし
⑩12月
後半に葉っぱをとって軽く冬剪定
消毒1回 ダコニール
葉面散布 なし
置き肥 なし
液肥 なし
殺虫剤 なし
⑪1月
前半に必要に応じて用土替え、つるバラの誘引等
カイガラムシ撲滅
消毒 なし
葉面散布 なし
置き肥 鉢底にオーガニック肥料 表面に ボカシ肥料+オーガニック肥料
液肥 なし
殺虫剤 マシン油
⑫2月
消毒1回 ダコニール
葉面散布(ニーム+えひめAI+光合成細菌)1回
置き肥 なし
液肥 なし
殺虫剤 前半にマシン油
②消毒薬説明
殺菌剤には病気の予防剤と、病気の治療薬の2種類があります。
バラの病気について
基本的に「うどんこ病」と「黒星病」というのがあります。個人的にはその他の病気は無視しています。
うどんこ病は、朝と昼の気温差が激しいとき。特に春先に発生します。新しい葉が波打った状況になったなと思ったら、すでに、うどんこ病で、その後、葉に白いカビのようなものがつきます。乾いたところに発生しやすく、ビニールハウス栽培で大量発生すると聞きます。
黒星病(黒点病)は、細菌は主に土の中に眠っていて、雨がふったときに、ドロ跳ねで感染するそうです。葉っぱに黒いは斑点が出てきて、黄色く枯れてしまいます。
黒星病が蔓延すると、一鉢に葉っぱがほとんどないという事態が発生します。
当然光合成できないので、成長が阻害されます。
こういった病気の予防はとても大切で、そのために以下の薬剤を散布しています。農薬はローテーションが必要で、同じ薬剤ばかり使っていると、病気が耐性もってしまって効かなくなります。なのでカレンダーの通りに薬剤を回して使っているわけです。
1.ダコニール(うどんこ病、黒星病の予防)
1000倍
ダコニールは、予防薬として有効なのですが、欠点があって、高温のときに使うと薬害が出まくる。5月にまいて、そのときすごく暑くなって、薬害出てきたので最近は春と秋の涼しいときにしか使わないです。4月までかな。
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2.ジマンダイセン(黒星病 予防)
500倍
安心な農薬として農作物や園芸に昔から広く使われています。効果が長持ちする点も良いかと思います。価格も安い
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3.サンヨール(ウドンコ、黒星病の予防剤,殺虫剤)
500倍~1000倍で使用
殺虫剤は基本的にまかない主義なのですが、サンヨールは、とても便利なので少量使用しています。あんまり臭くないし。
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4.サプロール(うどんこ病、黒星病 治療剤)
1000倍 5回まで
病気になったら、サプロール。治療剤のきりふだ切り札ですが、制限回数ありますね。
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③殺虫剤説明
基本的に私は使っていて人体に影響を与えるような殺虫剤は使わない主義です。
なので、まずは人体に影響を与えない殺虫剤を優先して、他には、できるだけ株元にまくタイプの殺虫剤を使っています。
1と3の薬剤は交互に使って薬剤耐性を防ぐようにしています。
1.アルバリン水和剤
アブラムシや多分バラゾウムシ他広範囲に効きます。普通は葉面散布だと思うのですが、株元に希釈したアルバリンでも効きます。
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2.粘着くん
中身はデンプンですので人体無害の農薬です。散布すると、アブラムシの気門を封じて、殺します。100倍希釈
アルバリンをまいてもアブラムシがついているようだと粘着くんを、何度もまくと良いでしょう。
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3.アドマイヤー
アルバリンのローテーションに、最初はオルトランを考えていたのですが、オルトランは耐性がついていて、アブラムシにあまり効かないので、アドマイヤーを試したところ、うまくいきました。使い方は簡単で株元にパラパラまくだけ。
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4.マシン油
カイガラムシには、マシン油です。ですが冬以外に使用とすると薬害がでてしまいます。なので冬しか使えません。
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④まとめ
私のバラの栽培カレンダーはいかがでしたか?
もちろん育て方は千差万別です。ちなみに参考にしたのは、「鉢で美しく育てるバラ」
p.76~79のTYPE 3です。そこに自分のアレンジを入れています。TYPE4だと消毒回数が足らないですね。農薬散布は、本当に色々調べて、この形におちつきました。
![]() 鉢で美しく育てるバラ 育てやすい人気のバラを鉢植えで (別冊NHK趣味の園芸) [ 木村卓功 ] |
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