おはようございます。mymykenshinです。今朝のバラは、デルバールのグリマルディというバラです。育てやすく、美しく、香りも、そこそこ良くて。かつて育てていたときの写真。
悪くないと思いますが・・・多分あまり人気はないかなと思います。
個人的にはかなり好きな色合いです。
理由は1999年作出と少し古いからというのと、決め手がないところかも。
バラも国内3000種類流通と言われていて、人気あるのは数十種類。
残りの中から、自分が素敵だなと思う品種がきっとあるはずで、そういう子を見つけてきて、大切に育てるのもバラ栽培の醍醐味と言えるかなと思っています。
バラの初心者さんは、ホームセンターで全然わからず衝動買いしないように、じっくり花形、育てやすさ、大きさ等を考慮して厳選した方が後悔しないと思います。
前段長くなりましたが、ここから本題です。
私のバラの害虫対策です。
私のバラ栽培遍歴と農家での無農薬取組等
個人的な話になるのですが、私の父の実家は、広島県でミカン畑をしています。父は東京に出てきて会社員をしているのですが、祖父は父が若い時に癌をわずらって亡くなっています。父の実家は瀬戸内海沿岸の尾道の近くという風光明媚なところで、ミカン畑を営んでいます。
父は会社員を引退した後に、そのミカン畑を叔父と無農薬有機栽培に切り替えました。東京に住んでいるのですが、時々広島に行っています。
色々と試行錯誤したようですが、成功しまして、かなりミカンの味は良くなりました。昔から食べているので、そこは確かです。
ですが最近は高齢なこともあり、あまり手入れができなくなって、逆にほとんどとれなくなりました。
父が農業に携わっていたのは戦後から50年ちょっと前ですが、そのころ使っていた農薬は、かなりヤバイ成分も多かったらしく、父は農薬のせいで、祖父が若くして癌になったと信じていて、そして家族は一時的にどん底までの貧乏を味わったと。
そんな思いから、無農薬有機栽培に取り組んでいたのだと思います。そして、その無農薬有機栽培のミカンは私の家族の知り合い関係で、市場の倍の値段にも関わらず、必ず売り切れました。
確かに味は良かったと思いますし、他の市販品に負けないだろうと思いましたが。
おそらくそこに無農薬有機栽培という付加価値
がプラスされているわけです。お正月前に、表面に黒いブツブツとかついていても、「このミカン、無農薬有機栽培で、すごい美味しいから食べてみ」
というところに付加価値があるわけです。
父がそんな感じなんで、私もバラ栽培の無農薬有機栽培で育てたのは、必然的な流れではありました。ですが、皆さんのご存知の通り、それは大変な作業でもありました。
春は、バラゾウムシに、蕾を全部やられて、アブラムシは大発生、コガネムシの幼虫には鉢の根を食われるあり様。
無農薬栽培の大家、真島先生によると、バラゾウムシは手で取ると。頑張りましたけど、週末ガーデナーには無理でしょう。アブラムシは天敵のテントウムシを増やしましょうとか。
う~ん現実的に無理。ニームも効かないなって。
それで結論。バラゾウムシは殺虫剤の農薬で退治しようと。というか、せめて花が咲く時期は殺虫剤解禁にして美しい花を咲かせようと決意しました。
5mのツルバラのある環境で手でトールは不可能です。
でもバラの家のニームだけは続けています。やはりやめると、虫が多いような気がするんですよね。
有機栽培が減農薬につながる話
虫は弱っているバラや植物に多発するのは栽培されている人には、よくわかると思います。有機栽培主体でやっている私として、それで成功した苗は、虫がつきにくい。
弱るとカイガラムシが寄ってきたり、どんどんやられていく。
だから無農薬前提ではなく、有機栽培がうまくいくと、結果的に農薬はあまり使わないですむということになります。これは「現代農業」という雑誌を読むと、多くの農家が言っています。だけど、それで拘りすぎて、虫に食われたり病気を放置すると、大変なことになります。
害虫別の取組
①バラゾウムシ
私は「アルバリン顆粒水和剤」を潅水しています。そんな農薬しらないという人は「アントム顆粒水和剤」ならご存知かも。
同じものです。アルバリンは農家用。アントムはちょびっとで数百円しますが、アルバリンは100gでも千円以下。私は500g買ってしまって。4年使っても、全然使いきれません(--;
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多分アルバリンはバラゾウムシに効きます。殺虫農薬をはじめて使って、バラゾウムシが、ほとんどいなくなりましたから。
アルバリンは、比較的新しい薬剤成分なので、薬剤耐性ができていないところが良いという話です。
ちなみに木村 卓功氏推薦(らしい)です。
②アブラムシ
アルバリンはアブラムシにも効きます。
ところが、今年はアルバリンを散布したのにアブラムシ大発生。苦労しました。
そこで、ローテーションの候補としてベニカ水溶剤
を来年は候補としておきます。
アブラムシの大発生がかなりムカついて、下のような本を買いました。
すごいでしょ。アブラムシの内容だけで、すごく詳しい。
ほとんど一般素人には無理な話も多かったのですが、一つ気になることが「アブラムシは燻炭(くんたん)が大嫌い」らしい。
なので、株元に燻炭作戦はやってみようと思っています。燻炭だったら、ホームセンターで安いし、株にもいいしね。
③コガネムシとコガネムシの幼虫
コガネムシは我が家に大量発生します。というか、近所でカブトムシがとれるような環境だから仕方ないのですが。
コガネムシの成虫が夏の花をボコボコにするので、私は真夏は咲かせないですね。
たまに勝手に咲いているとコガネムシが一つの花に2匹入っていたりします(--;
幼虫対策ですが鉢はコガネガード
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コガネガードでほぼ大丈夫ですが、過去に2鉢ぐらいやられたことあるので
秋にはアルバリンを灌水します。オルトランもパラパラまきます。
④ハダニ
ハダニは健康状態を保つのと予防が第一だと思います。乾燥する環境にしない。葉水をやる。
そして万が一ハダニになったら
1.すぐに水攻めにする。早期発見、早期対処がキモ。
粘着くん 1L
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2.粘着くんで窒息攻め
3.それでもダメならダニ太郎、コロマイト
実は、ダニ太郎、コロマイトのお世話になったことないぐらい、ハダニはそれなりに対処できています。
⑤カイガラムシ
使い古しの歯ブラシでゴシゴシ。地面に残さず必ず捨てるのが大切。
シーズンはそれだけ。冬ならマシン油を散布します。
木村師匠によると、マシン油はシーズン中は薬害が結構出るそうです。
⑥何も対策していない虫
カミキリムシ 結構いるのでやばいなと思いつつ、ここ数年は被害なし。
ネットを巻き付けるといいらしけどね。ベーサルシュートが引っかかるのが嫌。
チュウレンジハバチと幼虫 なぜか被害が減っています。
最後に
ずっと読み進めてわかると思うのですが、私の場合は、結果的にアルバリン顆粒水和剤を春と秋に灌水しているだけ
ツルバラとかカイガラムシが結構ついたら念のためマシン油(ただの自転車油のようなもの)をぬるかなとか。
今年はハダニを一回だけ出してしまって、デンプン成分で無害の粘着くん
を使ったとか。
そんな程度なんです。失敗はアブラムシを大発生させたこと。
もうちょっと薬剤増やすか仕方ないから。
病気でいうとウドンコ病ゼロ。黒星病少しだしたけど、ゆるーい殺菌剤でなんとかなった。
このちょっとだけ使うのと使わないのでえらい差があるのですが、この程度で済んでいるのはニームと有機栽培がうまくいっているからだと思うのです。
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もしよかったら真似してみてください。そして一つ注意したいのは、長い間、私とは違うやり方(いわゆる薬剤でコントロールをきちんとしていた方)は、いきなり切り替えると、反動がでることが多いようです。
なので、今までのやり方から少しずつ何年も変えるのが良いと思います。新しく買った新苗とかで私のやり方を試すとわかりやすいかもしれませんね。
(追記)害虫は大して怖くないと思っていたら、息子が自転車を苗に倒してしまい、薫乃のベーサルシュートを 折ってしまいました。これで3回目。害虫より怖い。
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