こんにちは、mymykenshinです。
先日、栽培で黒星病が、ある品種だけ出て困っているという話をいただきました。
メールを読んでいると、とても真面目な方らしく、週3~4回ペースで消毒されているようです。
私は、薬剤なんて月に2回ぐらいでいいですよってメールの返信をしました。多分、黒星病が出てしまった品種は本来的に弱い品種ではないので、たまたま、ハズレに当たったのかもしれません。
今日はバラの耐病性について、最近のトレンドをふまえて書いていこうと思います。
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当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①バラは最初の数年間は弱い
私がバラを始めた12年ぐらい前から、バラの愛好家の中では、「できれば無農薬でバラ栽培をしたい」というのが、ありました。
でも現実問題、そこまで強いバラは、あまりありませんでした。
だから実際にやってみると葉っぱが、黒星病でほとんど落ちてしまうような事態が起こってしまいました。
ただし弱いのは最初の数年です。そこから弱いのは全然大きくならなくて、最後には小さくなって枯れる。
強いのは、ガンガン大きくなって耐病性が向上する。
だいたい、そんな感じなんですよね。
ちゃんとした栽培の手順を踏めばです。
これは我が家のパットオースチンを2階からとりました。
ぱっと見でもそうですし、拡大しても黒星病が一枚もなっていません。実は、この子は2か月以上、消毒していません。今年1度くらいやったけ?って感じです。
どうせ病気にならないだろうって感じで、さぼっています(^^;。なっても葉を落とさない。
このパットオースチンは10年以上地植えで大きくなったので。本当に強くなりました。
品種的には弱い方ではありませんが、すごく強くはありません
これはアンジェラの葉っぱです。これも面倒で消毒してません
アンジェラは丈夫で、ADR受賞品種ですが、近年、そこまで耐病性がよくないということで、取り消されました。
でも、我が家でそんなの関係ない状態です。
この写真の中にサマースノーがまじっています。サマースノーは、毎年しっかり黒星病になります、
今年もあとからきっとと思っています。でも葉っぱが落ちないんです。だから木自体は、全然弱らない。
おなじく、つるアイスバーグも、黒星病なっても葉が落ちない。
こんな感じで地植えで10年も元気に育ったようなものは、消毒はあまり必要なくなります。
ただ無農薬かというと、逆に殺虫剤使わないと、アブラムシが退治できなくなりました。
一方で強健品種で期待のシャトードシュベルニー
黒星病になりました。先週も消毒しましたよ。新芽もダラーンとして。
長雨のダメージですね。
まあ新苗なんで、よくあることです。
こんな感じで、新苗しろ、大苗にしろ、最初のうちは黒星病が出てしまいますので、あまり神経質にならない方がいいかと思います。
仮に葉っぱが全部落ちても、ちゃんと栽培の手順を踏んでいれば、大抵はまた葉っぱが出てきます。
ということで最初の数年は適度に消毒してバラが大きくしっかりしてきたら、耐病性が向上してきた分、薬剤散布を減らすのは「あり」です。
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②ヨーロッパでは公共の公園等で、消毒できなくなる方向性
だから、最初の数年も無農薬でいきたいってことです。世界中のバラのブランドが耐病性に取り組んでいます。
ただし、やはりバラは美しくないと売れません
そして四季咲きも当たり前、どうせなら香りも欲しい。
だから、そんなスーパースターなバラを育種する方は大変ですよね。
その中で耐病性といえばコルデスです。ADRという耐病性のあるバラに贈られる賞を毎年のように取っています。
コルデスのバラと言えば、古くはアイスバーグ、アンジェラ。最近はジャスミーナとか。
最新品種は美しさが倍増しています。
ソレロ
青バラ最強のよびこえの高いノヴァーリス
メルヘンツァウバー
ほかにもNEW ROSESには、たくさんの素敵なコルデスのバラが掲載されているのですが、まだ日本に入ってきていないようです。
きっと、コルデスはどんどん流行ると思われます。
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