こんにちは、mymykenshinです。
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当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①バラの特性を理解する。
最近のバラ愛好家は、とても要求水準が高いです。美しくて、香りが良くて、育てやすくて、農薬がいらなくて、よく咲くバラがいいです。
10年前なら「そんなバラは存在しません」で終わりでした。耐病性の評価も緩くて、イングリッシュローズが耐病性ある方だったり。(今は普通レベル)。
育種家が頑張って夢のバラを開発しようとするので、みんなの期待も上がっているのでしょう。
ここで、バラの本来の特性を理解しておきましょう。
バラは咲けば咲くほど、生育にエネルギーがいかなくなり弱ります。
考えてみると当たり前の話ですよね。たとえばつるバラは、春にすごいエネルギーを使って数えきれないぐらい咲かせます。
だから、そのあとは、あまり咲かせないで生育期間に入ります。そこで来年春までエネルギーをチャージします。
つるバラは基本的に一季咲きというのは、そういうことです。せいぜい返り咲き程度が普通です。
四季咲きのつるバラでも春以降はポロポロのはずです。じゃないと体力もたない。
ブッシュローズ(四季咲き性で 自立する株姿の木立性のバラ)
昔流行した、フロリバンダとか、ハイブリッドティーローズなんかは、このブッシュローズに入ります。
四季咲きでよく咲く一方 病気になりやすい。育てるのが大変
であるのが、このタイプでした。ですが、育種家の努力で四季咲きをたもつブッシュローズで耐病性のあるものが、どんどん開発されています。
ブッシュローズとつるバラの中間がシュラブローズなのですが。
10年ちょっと前からの愛好家は、シュラブ一辺倒でブッシュローズはあまり買わなかったのは、シュラブが比較的に強かったからでした。ところがブッシュでも耐病性が高いものをコルデスを中心に開発されると、それはそれでブッシュローズはコンパクトにまとまるのでいいよねって評価されなおしています。
バラは樹勢が強ければ強いほど、育てやすいというのはあります。仮に病気になっても樹勢が跳ね返してしまうのです。
樹勢の順でいうと基本的に ブッシュローズ < シュラブローズ <つるバラ
つるバラは、でかすぎ。ブッシュは(昔は)弱い なんでシュラブローズという選択になったわけです。
ただヨーロッパのシュラブは日本で つるバラみたく巨大化してしまう場合があるという欠点があります。
うちのアンジェラもシュラブです。(つるバラじゃないのです)
それは日本の気候が、湿潤気候だからみたいです。つまり日本の環境でシュラブは暴走しがちで、暴走しないように管理するのに手こずることが多いです。
そしてシュラブの四季咲き性は、ブッシュローズよりも四季咲き性と比較すると確実に落ちます。
いっぽうでシュラブは葉っぱがたくさん出ますので自然に溶け込んだ雰囲気があります。
次に香りのバラの特性について考えていきます。
香りの良いバラは、花もちがよくない。香りの良いバラは、花の養分を外に出してしまうタイプなので、当然に花もちはわるくなります。
私も香りの良いバラは好きですが、そういうバラばかりだと、すぐ散ってしまい花がすくなくなって寂しいので、香りはイマイチだけど、花もちの良いバラを入れておくとバランスがとれます。
そして香りの良いバラは、虫をめちゃ呼びます。
コガネムシとか、香りの良いバラが咲くと、ほぼ潜ってきます。
耐病性がある香りの良いバラを選んでも、虫は呼ぶので、そこは苦労するかもしれませんね。
次に色の特性です
一般的に、黄色、青バラ、茶色のバラは弱いです。
なぜ弱いかというと、バラの多くはピンク色をしています。
黄色や青や茶色は少ないので、同じものを何回も交配させるのです。
動物が近親相姦すると遺伝的に弱くなるのがバラでも起こるわけです。昔は、耐病性なんてそっちのけで交配していましたので黄色のバラは弱いものばかりでした。
ところが、デービッドオースチンは、野性種のバラとモダンローズを交配するという当時は誰もやったことのなかったことを行い、
弱くない黄色のバラを作ることに成功しました。
それがグラハムトーマスです。
1983年 もう36年も前の発表でした
今でも黄色のバラにしては耐病性が普通のグラハムトーマスですし、やはり殿堂入りのバラだけに美しいですよね。
そして、ここ数年ですが、黄色のバラに変革が起きていまして、耐病性がある黄色のバラが続々発売されているのです。
やっていることは、イングリッシュローズのやり方をみんな真似ているんですけどね。
青や茶色のバラは、まだまだ弱いですけど、きっと黄色のバラのように突然すごい耐病性の高いものが、じゃんじゃん出てくると思われます。
②丈夫で育てやすいブッシュローズ
①でバラの一般的な性質について理解できたところでブッシュローズのなのに、育てやすいバラを紹介していきます。
すでにこのシリーズで紹介したメルヘンツァウバーとブラッシングノックアウトは、この丈夫で育てやすいブッシュローズに含まれています。
メルヘンツァウバーは、写真から美しさが伝わると思うのですが、ブラッシングノックアウトはひとつひとつの花は地味で、たくさん咲くと美しいタイプですね。
リサリサ
最近、耐病性の強いバラを世に送り出しているロサオリエンタスのリサリサです。
微香で花もち良い。完全な四季咲き性で花つきがとてもよく、シーズンを通して絶え間なく咲き続ける。株はコンパクトだが樹勢があり、とても丈夫。黒星病にほとんどかかることなく、とても育てやすい。
最初の特性を理解すると、リサリサがとても素晴らしいバラだということがわかります。
ノヴァーリス
またしてもコルデス。現在、日本で発売されている紫系のバラの中では、病気にほとんどかからない一番育てやすいバラとのこと。
最強 青バラですね。
レヨンドゥソレイユ
写真は去年の秋の京成バラ園の様子
2015年メイアン作出 黄色のバラなのに耐病性が高くトゲもすくない
香りは少ないが花もちがよくて、FLなのでよく咲く。
しかもコンパクトにまとまるバラで、トゲも少ないという。
https://item.rakuten.co.jp/baranoie/c/0000007115/
今回は、ここまで。私の場合、このブッシュローズは、ほとんど育てていません。
前に育てていたけど、育てにくい印象だった。
ですが、ここ数年で、劇的に変化してきたこと。
私のバラスペースも残りが減ってきて、コンパクトなバラがいいなと思いだしたので、来年は、このあたりを育ててみようかと思っています。
新しい世界のバラは楽しみです。
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