こんにちは、mymykenshinです。前から気になっていたフェルメール展に今日金曜日の午後にお休みいただいて行ってきました。
感想? 至福の時間を堪能してきました。これだけの作品が一緒に見れるって、奇跡ですよね。絶対一生ないなと思いました。
バラのブログで美術ネタを持ってきて申し訳ないですが、私のフェルメール愛を書いていきます。
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①私とフェルメールの出会いは漫画
1992年~2005年にギャラリーフェイクという漫画を読んでまして。その漫画は贋作の売買専門のフジタという悪徳画商(実はいいやつ)が活躍するのですが、フェルメールは贋作が多いので有名なので、漫画のネタにされていました。
そこで、フェルメールという画家を知ったのです。だから25年ぐらい前ですね(^^;
でもフェルメールって真作が35しかなく、その35の一番有名な「真珠の耳飾りの少女」ですら、「贋作なんじゃね?」って人もいるぐらい。
海外旅行にいっても、日本の美術展でも、滅多にお目にかかれないのがフェルメールなのです。
私が最初に見たフェルメールの作品は、最高傑作と呼び声の高い「絵画芸術」だったようです。新婚旅行にオーストリアのウィーンに行ったときにフェルメールが一枚あったことは覚えているんですけど。
正直、当時は「ぱっとしない絵だな」ってスルーしていたのです(^^;
なんか飾っているところも一番メインのところじゃなかったんです。ラファエロの方がよほどメインだったような。
もう10年以上前の記憶なので、記憶をたどるとそういうことになります。
あのときのことを思い出すと、実はヨーロッパではフェルメールの人気ってそれほどでもないんじゃないかと。
そして、私が2回目にフェルメールにお目にかかれたのが2009年 「レースを編む女」が来たとき。
美術展なんて数年間に1回程度なのですが、たまたまフェルメールに惹かれて見たわけです。たったの1枚のため。
みんなお目当てはフェルメールなわけですが、休日ともあって、なかなかの混み方。
それで一番奥のちょっと高いところにライトで照らされているレースを編む女が遠くに見える。
そのとき感動したんです。絵がキラキラ光って後光がさしている。
そのときは、お目当ての絵が一番奥に見えて、混んでいるところをかき分けて見たから、そう見えたんだろうと。そう思ったのです。
でも、後で勉強して、誤解じゃないって気が付いたのです。というのも、フェルメールは光の表現の仕方が絶妙なので、ライトを当てると、地味そうな絵が光って見えるのです。
レースを編む女の本物を見て、フェルメールの真のすごさに触れることができたと言っても過言ではないのです。
②2枚目は「真珠の耳飾りの少女」 青いターバンの少女
フェリメール知らない人でも「この絵を知っている」って。
オランダのモナ・リザと言われた作品です。2012年に来日した時に見ました。
一番有名な作品ですが専門家の間では最高傑作ではないようです。
この展覧会のときに「ディアナとニンフたち」も見ているのですが、フェルメールの初期の作品であまり覚えていません。
③そして今回の展示会
日本の展覧会なので当然のように撮影禁止なので、流石に絵の前でシャッターは切れないので、周辺の様子だけ。
今回の展示会の良いところは、入場時間を制限したチケットだったこと。私は13:00~14:30までの入場チケットでしたが13:30ぐらいだと並ばずに入れてラッキーでした。
前売りがいいですよ。
音声ガイドは、さとみちゃんでした。金かけていますね。
音声ガイドを装着すると、前座のオランダ芸術がズラズラっと並んでいました。
フェルメール展は、こういうパターンが多いですね。
オランダは植民地政策時代にめちゃお金持ちだったので、絵画がはやったわけです。
それで最後の部屋にフェルメール9点(実際には1点は期間限定で見れなくて)8点でした。
入口付近からこっそり撮りましたので斜めになった(^^;
奥で光っているのがフェルメールであります。
こんな感じの展覧会です。
どれも素晴らしいですが、やはり傑作と言われる作品は、本当に引き付けられます
「牛乳を注ぐ女」人だかりでした。
こうやって見ると、単なる牛乳注いでいるだけですが、光と影のコントラストが、写真を超えたリアリティがありますし、牛乳の液体のトロッと垂らしている質感とか、衣服の細かいしわとか。計算されつくした構図であったり。
生前はあまり評価されていなかったフェルメールですが、この作品は生前から高い値がつけられたそうです。
見れて良かった。
今回のもう一つの傑作は「真珠の首飾りの女」
この作品は左側に鏡があって。女性が自分の姿を見ながらオシャレしている姿が想像できます。下の部分を暗くして女性に焦点が当たるように工夫されていて、黄色い光が見事に描かれた傑作となっています。
フェルメールの絵は左側に窓があって、そこから光が差し込んで光と影を絶妙に描いています。今回、8つの作品を並べると、これぞフェルメールという特徴がよくわかって、素晴らしい展覧会だったと思います。フェルメールルームを出ると再入場できないのですが、もう2度と見れないラインナップだと思うと、もったいなくて3回も往復しました。
④まとめ
もし興味があれば、展覧会をのぞいてみても、おもしろいかもしれませんよ。フェルメールは、良さが非常にわかりやすい。絵のことなんか、ちっともわからなくても、すごさが直接伝わってきます。
今回、それほど有名でもない「ぶどう酒のグラス」という絵は、窓がステンドグラスなのですが。ガラスの質感が本物と見まがう程のリアリティで圧倒されました。
うんちく好きな人は「単なる写真のような絵じゃん」と思うかもしれませんが、写真なんてとてもとても。計算されつくした構図に丁寧に丁寧に書いているさまが、フェルメールの良さだと思いました。
たったの35枚だし、主要な10作品ぐらいは全部みたいなと思っています
東京は2月3日まで。大阪は2/16~5/12まで
行くならインターネットで事前にチケットを購入することをすすめます。現地でチケットだと入れない可能性があります。
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