こんにちは、mymykenshinです。前回、バタバタして途中で終わってしまったボカシ肥料作り 後編です。
冬に麹を使ってボカシ肥料作り1 - バラとガーデニングと犬とネコ
今日は実際に作り方もレクチャーしますよ。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①ボカシ肥料は嫌気性がいいのか 好気性がいいのか
私は数年前にボカシ肥料を作っていたときは、好気性で作っていました。
作っている最中は、冬なのに湯気が立つぐらい暖まる感じ。
発酵が一気に進むんです。
でも・・・結構失敗しました。雨に濡らすとアウトだし。雑菌混じらないように冬の寒い時期しかできないし。虫がわくことも多かった。
そこで嫌気性に変更したところ、 失敗ゼロ。デメリットは暖かい時期でも2か月かかり、寒い時期だと3~4か月かかります。
そして好気性とちがって季節を選ばないので、足りなくなったらすぐに作れる。好気性は冬しかできない(虫と雑菌ですごいことになり失敗します)。
したがって、私流の嫌気性のボカシ肥料は、12月の今から仕込んでおくと、春ぐらいから使えることになります。(3ヶ月ぐらいすれば完全に発酵が終わっていなくても表面に撒くのはできますし、間に合わなければ、最初は別の肥料をやっておけばいいです)。
②レシピ
今日は米麹バージョンでいつもちょっと変えました。
①ナタネ油粕+骨粉 2.35kg
②草木灰 0.5kg
③苦土石灰 0.5kg
④米ぬか 2.0kg
⑤米麹 0.2kg
⑤くんたん 0.35kg
全部で固形物5.9kg
⑧水 600cc+ 100cc(米麹に使う)
水分総量 700cc
いつもは、えひめAIや光合成細菌を入れるのですが、今回は米麹一本でやることにしました。
③作り方
1⃣米麹を少しふやかす
乾燥米麹200Gに水を100CC入れて2時間ぐらい吸い込ませました。水を多く入れすぎないでください。失敗のもとです。
2⃣材料準備
意外と厄介なのが分量を量ることです。台所の測りだとメモリが小さいですし、食べ物で使う測りを奥さんに使うなと言われますので、
ペットの体重計をつかっています。
測れればなんでもいいと思います。
3⃣ブルーシートをひいて、層にしていく
順序はどうでもいいですが、まず米ぬかを敷き詰めて順々に薄い層にします。
そして、スコップで円の真ん中まですくってひっくり返します
そして、この行為を、自分が回りながら、ずれながら、
ひっくり返していきます。3回転ぐらいすると大体均等に混ざります
要は均等に混ざればいいんです(^^)
4⃣山の火口を作って、水を5分の1ぐらい入れます。そして(山を崩して)混ぜます
混ぜるのは手でいいですよ。均等に水分がいくように柔らかく混ぜてあげてください。
5⃣水を使い切るまで4⃣を繰り返す。
これで元がが出来上がり。ギュッと握ると少し固まるぐらいがいいです。
全然水分ないやんと思うでしょうが、これで大丈夫です。多少乾いても、発酵が遅れるだけですが、水分過多になると腐敗菌で失敗します。
水は規定以上は入れないでください
6⃣袋に入れてバケツなどに入れて圧迫します。
今回は10号鉢でやりました。私は一回に3KGぐらい使うので2つにわけました。
上から圧力を加えます
出来上がりはこんな感じ。袋は通常のゴミ袋でいいのですが、念のため袋は2重が良いかと思います。
7⃣雨水が絶対入ってこない、暗い場所で放置します。
8⃣3か月後
こんなカビカビのボカシ肥料の出来上がり。味噌のにおいがします。
④まとめ
ボカシ肥料の作り方は、こんな感じです。作ってみると、それほど難しくはないと思います。多少手間ですが、大量に肥料を使う人には、単価は結構安くつきます。そして生きたEM菌なので効果はかなり高いです。
ただし未熟な発酵物に根が触れますと枯れますので、ボカシ肥料は土に混ぜないで、土の上からまく方がよいでしょう。私はかつて、それで大量に枯らせました。
完熟させているので大丈夫だと思いますが、リスクは負わないようにしています。
だから元肥にも使わないでください。元肥には馬糞を使う人が多いですが、私は肥料は植物性にこだわりますので、これを使っています。
それと家庭菜園とかにも使えるはずです。 その場合、花付きよくするための苦土石灰は不要かもしれませんね。
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