おはようございます。mymykenshinです。最近、バラケアをサボりまくりでしたが、木村氏の「極上のバラづくり」によると11月の手入れのところで「この時期に自然落ち葉ではなく、病気葉を落としてしまうと寒さによって枯れ込みやすくなるので、休眠期に入るまではなるべく葉を残すよう、黒星病の対策を行います。」とありますので、消毒を行いました。
※写真はボレロ
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①黒星病になった時の治療
黒星病になったときに、やはりバラの強さによって状況が変わってきます。照り照りの葉っぱは、そもそも黒星病になりにくい
これはマダムアリスガルニエという修景バラですが、葉っぱが椿みたいにテカテカしているので、黒星病の菌が入る余地がありません。
これは、木村氏に壁一面に咲かせるランブラーってありませんか?と聞いたら教えてくれました。地植えで、今年かなりでかくなったので来年の春に期待です。すごくいっぱい咲くみたいで、更に小さいのに一つ一つの香りがすごいので、一面に咲くとおもしろそうです。
他にも黒星病になっても葉っぱが落ちないものもありますね。
ルシエルブルーとか。
で、普通に弱い品種は、さっさと黄色くなって落葉して、そこからなかなか新芽も出ることなく、気が付くと枝が一本一本枯れこむ感じです。薫乃とか。
そこで黒星病になってしまったときの薬剤はサプロール乳剤です。
サプロールは、ちょっとお高いので上記の100mlがお買い得だと思います。普段の予防から使う必要はありませんが、黒星病になったときの殺菌・治療薬として 力を発揮します。
匂いは、少し消毒くさい匂いがしますが乾けばわかりません。なので、私は、すごい早朝にぱぱっとまいてしまいます。それと、黒星病が蔓延するのは鉢バラだけなので、庭中まくこともありませんね。
ジマンダイセンなどの予防薬は庭中まきますけどね。
それとサプロールは、少し強い薬のような気がします。無防備に散布していると手につくわけですが、そこが痒くなることがあります。私はアレルギー体質なので、そこらへんは敏感なのです。手袋、マスクはした方がいいかもです。あとは風のある日は農薬散布はNGです。鉢なのでちゃちゃっと終わらせますけどね。
消毒の手順ですが、まず落ち葉を掃除します。鉢の土に落ちたやつ、コンクリートの地面におちたもの、全部拾います。
で、1000倍に希釈したサプロールを、葉の表、裏、茎全部にかけるだけでなく、鉢の土の表面や、周囲のコンクリートまでかけてください。
周囲までかけないと意味がないと村上先生が言っていました。そして一度散布すると、黒星病になったのが落葉しますので、翌週に同じ作業を繰り返すといいでしょう。
これで結構すっきりしましたよ
10分の1まで減った感じですかね。ここで100%を目指さない方がいいですよ。
そうすると薬剤使用料がめちゃ跳ね上がります。健康的ではないからです。
私のポリシーとしては、農薬は最低限使って、それなりに美しい庭をめざします。
②やはり予防が大切
月1~2回のジマンダイセン、サンヨールの散布で発生が全然変わってきます。
予防薬は、葉っぱのワックスみたいなものなので、毒性も低いですしね。
もう一つは、冬の休眠期に菌や虫をまるごと退治しておくのも大切です。
休眠期だけに使える薬剤としては、石灰硫黄合剤とマシン油があります。
石灰硫黄合剤は、20倍ぐらいに薄めて、木の根元に塗る感じです。ずっと使っていなかったのですが、今年は蔓延したのでやろうと思います。達人の管理をのぞくと、結構やっているので、効果はあるんでしょうね。
マシン油は毎年冬に2回ぐらい散布しています。
虫や菌を越冬させると春先から病気や虫で悩まされますからね。これはやった方がいいでしょう。
土まで石灰硫黄合剤で消毒する人いますが、私は土の善玉菌も死ぬからやりたくないですね。
③まとめ
ここ数年、黒点病を蔓延させることがなかったので安心していました。ところが長雨で予防もままならない今年の天候不順だったわけですが。
バラって、ちゃんと手当しないと病気になるのねって当たり前のことを思い知らされた年でもありました。
予防なんて当たり前のようになっていて、黒星病なんてチョロチョロぐらいのイメージでした。
ベテランになってくるとバラのケアを体が覚えてしまって、普段の日常生活をするようにバラの世話をしていて。
ところが初心者は、一つ一つの作業が慣れなくて苦痛だろうし、そんでもって農薬とか得体のしれないものを使うとか。
やだな~って思うのは当然かなと思います。
私は無農薬とかよりも、きれいなバラをいっぱい咲かせる方に行ってしまった愛好家です。ただ、ここで何度もいいますが、予防をきちんとすると、そんなに撒かなくても、ちゃんと美しく育ちますし、病気になってしまうとダメージも大きい。
上手な人ほど、薬を最小限で抑えて美しい花を咲かせているように思います。
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