こんばんは、mymykenshinです。
先日、楽天ブックスで注文した木村卓功氏の「極上のバラ」が届きましたので、読んだ感想をお届けします。
いまどき「ハイブリッド・ティーやフロリパンダ?」と木村氏も過去のバラについて執筆すること戸惑いがあったようで。なかなか味わい深い一冊でありました。
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①木村氏は全てのバラが好きなんだなと実感
木村氏は、もともとハイブリッドティー等の切り花で内閣総理大臣賞を受賞するぐらいの、栽培の達人だったはずです。
バラの家では、鉢バラをだけでなく切り花としてのバラも売っていました。
それが、何年前だったかな、多分8年以上前だったと思うけど、切り花やめる宣言をブログでしました。
理由は切り花はビニールハウスで育てるわけで、エコじゃないことはやらないことにしたと。本心かどうかわかりません。
そしてバラの育種も、農薬をできるだけ使わず、誰でも元気に育てられる究極のバラを目指しています。そういうの全般が木村氏のエコなのです。
それは、世の中がそういう要請なので、彼は使命感に近い気持ちで、育種していると思います。
公に発信するFBとかで、「こういう農薬を散布するといいよ」とか、ほとんどいいません。
でも、別に農薬を使ってか弱いバラを育てるのが嫌いかというと、それは違うようなのです。か弱いバラが短期間で成長する姿をFBに載せて「これがプロの技」って自慢していた。「どんなバラでも咲かせることができる」とも。
それに、もともとHTやフロリバンダがバラであって、イングリッシュローズとかは、「こんなのバラではない」って言っていたと告白しています。今では考えられないです。
たとえば、バラの家のバラ塾では、(私も受けたことないのですが)情報によるとバラ塾では農薬の説明をきちんとしているようです。それも、かなり細かく。
結論として、木村氏は、HTもフロリバンダも、シュラブも、自分が開発している次世代系のバラも、全部好きなんだなと
②書評
第1章 ハイブリッド・ティーとフロリバンダを知る
第2章 おすすめの品種図鑑
第3章 ハイブリッド・ティーとフロリバンダの栽培基礎知識
第4章 ハイブリッド・ティーとフロリバンダの栽培12ヶ月
(最期に 交配や芽接ぎの方法も解説しています)
第1章は、歴史と特徴。私が育てているバラで、フロリバンダに近いのは、薫乃なのですが、繰り返してよく咲くな~
株を成長させたいから、そんなに咲かなくてもいいよって。でも夏でも2日間チェックしていなかったら、蕾が5個つけるとか当たり前なんです。
超四季咲き。それがHTやフロリパンダの特徴。読んでいてやっぱりな~って思った。
それと引き換えに病害虫に弱いから農薬やむなしと。その通りですね~。
第2章 木村氏がHTやフロリバンダを推奨って。違和感ありまくり~。
でもバラ園にいくつも行っている私からすると、天津乙女、ピース、しのぶれどとか半分は、何度も見ている品種です。でも興味ないから知らない品種も結構ありました。
第3章、第4章は、鉢バラでType 4のバラの育て方に近いかな。
私もバラおたくの域に入っているせいか、第3章、第4章では驚きなかったです。
全体的にバラおたくのための本ですね。
私は極上のバラづくりを楽しめたし、来年はガブリエルでも育てようかなと思いました。
基本書としては前から推奨している
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