おはようございます。mymykenshinです。今日は、バラ愛好家に最も人気があると言われるイングリッシュローズの歴史と特質と人気品種を紹介します。
なお、このバラ栽培講座は、中心記事としていきますので、今後新しい品種が発表されたりしたときは、記事を更新していきます
当ブログは初心者でも簡単にバラを楽しめるように、品種選定から、管理方法まで以下のサイトにまとめてあります。是非いろいろ見ていってください。
①イングリッシュローズとは?
1950年代にモダンローズ全盛の時代にデビッドオースチン氏は香り高いオールドローズをモダンローズに取り入れようとしました。これにより、モダンローズの華やかさと、オールドローズの自然にとけこむようなしなやかさを両立したバラを作出しつづけました。
ブランド名のDavid Austinの別名をイングリッシュローズといいます。HTローズが、根元から太いトゲだらけの枝が出て、頂上に華やかに咲かせるのと対照的に1枚目のグラハムトーマスが細い枝の先に、自然に溶け込む様を比較すると、イングリッシュローズの特性がよくわかるかと思います。
第一号は1961年「コンスタンス・スプライ」一期咲き。1983年「メアリーローズ」「グラハムトーマス」を発表し一躍有名になりました。
そして半世紀以上の間、多くの素晴らしい品種を作出してきました。
一昔前のモダンローズは病気になりやすく、しかも庭の景観がバラに偏った雰囲気になりがちで一部のマニア向けのものでしたが、デビットオースチンがガーデニングとしてバラ栽培の概念を変えるほどの素晴らしい仕事をしてくれました。
②イングリッシュローズの人気品種
1.グラハムトーマス
1983年
前述した通り、イングリッシュローズが高い評価を得て、
つまり、
そして2009年グラハムトーマスはバラの殿堂入りを果たしまし
殿堂入りする品種は、世界中のバラの愛好家から育てられ、
グラハムトーマスも、育てやすい部類の中で、
グラハムトーマスはシュラブに属していますが、
2 .メアリーローズ
1983年
グラハムトーマスと同年に発表された品種。ヘンリー8世の旗艦がソーレント水道から400年以上を経て引き揚げられたことにちな む品種名です。
香りもよく、繰り返しロゼット咲のローズピンクの花を咲かせる様が1983年 から30年たった今も愛されるぐらい素晴らしい品種といえます。1983年にグラハムローズとメアリーローズが同時に発表されたことへの当時の衝撃を想像するだけで、楽しいですね。
メアリーローズの色変わりの白バージョンがウィンチェスターカシードラルで、私は10年以上大切に育ています。
欠点の少ないバラだと思いますが、個人的には細かい棘だけは好きではない。
3.クイーンオブスウェーデン
2004年
私が、はじめて国際バラとガーデニングショーにいったのは2008年ぐらいだったと思うのですが。
そのときに、 あちこちのお店でクイーンオブスウェーデンを売っていました。当時は最新品種に近い扱いでしね。
少し小ぶりな感じのピンクが、とても美しく感じて、 すぐに買ったのを覚えています。履歴を確認すると2009年に買っています。
当時はバラを始めたばっかりだったのですが、不思議なもので、 大輪のバラは、派手すぎる感じがして、 どっちかというと中輪タイプに目がいっていました。
庭の緑がまだ少ないと、 バラの大輪はとても頭でっかちに感じたのだと思います。
ですが、10年たって。葉っぱが剪定でしんどいぐらいになると、 大輪のバラが咲いても、 そういうアンマッチな感じがしなくなるのかもしれません。今では、クイーンオブスウェーデンが、小さく可愛らしく見えます。
※もしかしたら、私の個人的な感覚かもしれませんが。
写真からはわかりにくいですが、実は微妙にオレンジが入っています。蕾のときは、オレンジが入っているのがよくわかります。
本当に丈夫です。病気にならないわけではありませんが、黒星病になっても、 全然葉っぱが黄色くなるイメージがないのです。写真見ると、いかにも水をはじくゴワゴワの葉っぱかがわかると思います。
そんな感じなので私は初心者にクイーンオブスウェーデンをおすす めしています。
発表から数年たって少し人気が落ちていると思いますが、この品種に変わるものはあまり出ていないと思っています。ビビっときた人は、カタログ落ちの前にゲットした方がいいかも。
4.クレアオースチン
2007年
イングリッシュローズには色の系統があります。バラで最も多いピンク、つづいて黄色、オレンジ。 続くのが白と杏色、たまに赤。
青はないですね。いずれも原色に近いというよりは、薄い感じのものが多いです。
クレアオースチンは、白色のイングリッシュローズの中での傑作だと思っています。 写真の通り美しいだけでなく、香りもあると。 来年あたり育てようかなと思っています。
あまり興味なかったけど、今年、京成バラ園で見ていいなと思いました。クレアオースチンは、デビットオースチンの娘の名前だそうです。
5.レディエマハミルトン
2005年
やはり私がバラをはじめたときに人気絶頂の品種でした。すごい香りが強くて、咲き始めは、濃いオレンジなのですが、次第にピンクに変わっていくという七変化するような退色具合がおもしろくて魅力的です。
耐病性のオススメ品種で紹介されるほど、病気に強いと思います。また、あまり多くならず、8号鉢とかで庭先で可愛く咲かせるのにもってこいです。地植えにすると足元で咲くのでもったいない感じがします。
パットオースティンがカタログ落ちしているので、オレンジ代表みたいになってきましたね
6.ジェントルハーマイオニー
2005年
イングリッシュローズといえば、ピンクの美しい花がたくさんあるというイメージなのですが、その中でシャリファアスマは、最も美しいとマニアの中では評判でしたが、まさかのカタログ落ち。
ジェントルハーマイオニーは、個人的にはシャリファアスマに次ぐ美形のピンクのイングリッシュローズです。名前もいいよね。
シェークスピアの「冬物語」に登場する
シシリア王レオンテの従順な妻、ハーマイオニーの名前をとっています。
7.ジュードジオブスキャ
1995年
杏色のバラは、フルーティな香りがあります。このバラは個人的にはとても好きです。
樹勢も強く、半つるバラとして使えますし、ポツポツですが四季咲きです。
8.ゴールデンセレブレーション
1992年
イングリッシュローズの黄色といえばグラハムトーマスですが、ゴールデンセレブレーションは、ある意味グラハムトーマスより素晴らしい特性を持っています。
香りが強く、樹勢が強く、繰り返し咲き。色も、ほぼ山吹色で目をひきます。間違いなく銘花です。
9.セプタード・アイル
1992年
この可愛らしさは◎だと思うんですよね。ロングセラーで、カタログ落ちが怖くて今年買いました(^^;
香りも良いです。
10.モーティマーサックラー
結構長く育てています。他の美形達と比べると、若干落ちますが、トゲが本当に少ないんです(少しはあります)。
11.プリンセスアレキサドラオブケント
非常に強く、香りも良いバラです。
⑥まとめ
書き出すとキリがないので、いったんここで止めておきます。イングリッシュローズが好きなら、是非、「イングリッシュローズのすべて」を買いましょう。
本当は、まだまだ、たくさんあります。最新品種もあるしね。でも、後日更新していきます。イングリッシュローズの魅力が伝われば幸いです。
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