こんにちは、mymykenshinです。今日は、バラの無農薬栽培は可能なのか?やるとしたら、どんな手法でやるのか?また、デメリットは何か?について書いていきたいと思います。
- ①時代は無農薬を指向する方向へ
- ②無農薬栽培をするということは、虫や鳥たちと共存するということです。
- ③病気は有機栽培を駆使すれば、無農薬でもやれないこともないかも
- ④無農薬栽培を目指すなら、バラ栽培の基本はマスターしなくてはいけない。
- ⑤最後にまとめ
①時代は無農薬を指向する方向へ
まず、下のブログを読んでみてください。
無農薬栽培の苦悩が体験とともに書かれています。私も10年前にバラ栽培をはじめて数年は無農薬栽培してきましたので、大変さがすごくよくわかります。
バラは、うどんこ病になるわ、黒星病で、夏までには葉っぱがなくなります。つぼみつけても、バラゾウムシに半分以上やられて。枯れそうになるのを、「なんかバラが可哀そう」って感じです。
試行錯誤もたくさんして、失敗の連続です
その具体例を紹介しますと。
・コンパニオンプラントとか他の植物と一緒に鉢に植えて、バラの根を圧迫してしまった。
・未成熟のボカシ肥料を与えて大量にバラを枯らしてしまった。
・ハダニやアブラムシを蔓延させてしまった。
・効果の薄い、自家製農薬に頑張って疲れてしまった。
などなど。
そして3年がまんしなさいってあるでしょ。あれは無農薬栽培の農家もみんなそうらしいです。きっと3年間で植物が耐えられる強さをもつのだと思います。
ですが時代はエコです。私は低農薬有機栽培をお勧めしますが、経験上、無農薬栽培も諸条件の中で十分に可能だと思っています。そこで無農薬栽培をする上での考え方とか、具体的なやり方を書いていきたいと思います。
②無農薬栽培をするということは、虫や鳥たちと共存するということです。
バラは園芸用に作られた交配された特別な品種ですので、そもそも自然の中に放り込んで勝手に育つというのは難しいのです。そうしても大丈夫なのは、例えばノイバラとかモッコウバラとか、そもそも自然に自生している原種。原種は何もしなくても育ちますが、交配品種はそうはいきません。
そして、無農薬で自然にとけこませるなら、自然の体系は壊せません。例えば、いまいましいアブラムシや、バラゾウムシを薬で一網打尽に殺してしまうと、それを食べているテントウムシもいなくなります。カマキリも鳥も。
ただ時として自然界では害虫の大発生がありますが、それは防がないとなりません。
したがって、人間様の手でつぼみを守ってやるしかありません
100%殺すのではなくて、花が咲けるように減らしてやるのです。
一番の手法は「手で取る」
ただそれだけだと厳しいので「害虫忌避剤ニーム」を使う。これにより減らせます。ただし殺さないのでゼロにはなりません。
他にも唐辛子を焼酎でつけたものを散布するとか。自作農薬を色々試すことになるかと思います。でも正直、ニーム以外は、どこまで効いたのか、よくわかりません。やるだけ無駄かもしれません。
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効果があるかなと思ったのは、黄色のバケツ作戦
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黄色いバケツ(6リットル容器)に水を三分の二ほど入れる
中に食用油を数滴、さらに乳酸飲料か食用酢を十ミリリットルほど入れ
後は畑に置いておくだけ。
バケツの黄色と乳酸飲料などの甘酸っぱいにおいで害虫を引き寄せ
水面に落ちた害虫は食用油の吸着力で逃げられず溺れ死んでしまう。
・1日に20匹とれたことも
・十平方メートル以内の菜園ならバケツの数は2コほど
だそうです。
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あとは、虫取りテープをぶら下げるとか。
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無農薬の害虫駆除は、そんな感じになります。
個人的には、そういう苦労は疲れました(^^;
ブログにもありますが、私は少し前から殺虫剤を必要最低限だけ使う方法に切り返しました。
そしたら、以前ほど、鳥も来なくなりましたし、カマキリとかトカゲとか減って賑やかな庭から(普通の)静かな庭になりましたね。
③病気は有機栽培を駆使すれば、無農薬でもやれないこともないかも
最初に紹介した無農薬の記事にあるように、えひめAIと光合成細菌を駆使すれば、かなり病気は防げると思います。
バラの病気といえば、うどんこ病と黒星病。うどんこ病は、えひめAIだけで、かなり防げるはずです。
じゃあ、黒星病はというと、農薬使って予防しないと出ると思います。
農薬使っても、去年のような長雨が夏に続くと出てしまうことがあります。
黒星病は無農薬栽培を目指すなら、ある程度目をつぶるしかないですね。一応、上記のローズニームは葉をコーティングしてくれるので、黒星病を軽減してくれるはずですし、有機栽培を駆使していくと葉が元気になるし、例えば黒星病で葉っぱを落としても、すぐに新芽が出てきます。
それから、黒星病は木酢液を散布という人が多いですが、あれはやめたほうがいいですね。折角有機栽培で葉っぱにEM菌を増やすことがよりどころになっているのに木酢液で殺菌しない方がいいと思います。それに木酢液で殺菌って昔やりましたけど、効きませんでした。
それに木酢液で殺菌するぐらいなら、ちゃんとした農薬を散布することをお勧めします。
木酢液は発がん物質の塊だし、匂い強いし、それならダコニールの方がよっぽどいいではないかと思います。「木酢液でも良質なものは発がん物質がなく」とか書かれているのを見ますが、良質なものの定義がよくわかりません。
無農薬を目指すなら是非私の有機栽培を取り入れてください↓↓
④無農薬栽培を目指すなら、バラ栽培の基本はマスターしなくてはいけない。
基本的に元気に育てていないと、病気や害虫がいるのが前提なので負けてしまいます。
鉢植えで一番重要なのは、水やりです。
水やりは奥が深いと何度か書いています。
他にも日当たりを確保したり、風通しよくしたり、梅雨にそもそも泥がはねて黒星病にならないようにしたり、夏の暑さ対策をしたり、夏の乾燥でハダニにならないように水をかけてやるとか、送風機の前にバラを置かないとか、台風のときは風をよけるか。だめなら鉢を寝かせるとか。
バラが大事にされてうれしいことは、無農薬でもなんでも関係ないわけで、そういう基本的なところが実は生育にとても影響しているのです。
考えてみると、初心者の頃に無農薬栽培にばかり目がいって、そういう基本的なところが全然できていなかったのが、大きな敗因だったと思います。
⑤品種選びは丈夫なもので
バラの家の基準でも タイプ1 とても強い ほぼ無農薬でOK
からセレクトすることになると思います。タイプ2は、枯らすリスクがそれなりに出ると思います。
結構素敵な品種はタイプ2に多いので、選択肢が限られるのは残念ですよね。
私はそれが嫌でした。
⑤最後にまとめ
結局は、食べ物ではないので、自分が育てたいように育てればいいと思います。ただし隣近所にとっては農薬まいている姿は不快なものです。ましてや臭いがきついものは、厳しいですね。
一応私は、お隣さんには、ニームは人間に無害で活性剤なので安心してくださいと説明していますし、殺菌はさせてほしいと理解してもらっています。
ご理解ある隣近所で助かっています。(かわりに季節にはバラをたくさんプレゼントしますけどね)
私は無農薬の世界よりも低農薬で色々なバラを育てたいので、そういう栽培をしていますが、もちろん無農薬でやりたいという気持ちはすごく理解できます。
(結構アレルギー持っていますしね)。
なので、それぞれの考えや制約の中で楽しめればいいと思います。
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